代表挨拶
理事長 佐藤 典子(社会福祉士・保育士・幼稚園教諭)
私は十数年にわたり、保育士および幼稚園教諭として働いてきました。始めは単純に「子どもが好き」という理由でこの職に就きましたが、実際に働き始めると、子どもの気持ちを理解して寄り添う難しさに直面し、体力も気力も使い果たして泣きながら帰宅する日もありました。民間の保育施設・公立幼稚園・無認可保育所と、施設によってそれぞれ関わり方は異なりましたが、一人一人の背景と個性を持つ子どもたちや保護者と向き合う日々は、毎日が学びの連続でした。
また、自分自身が子どもを出産したことで、母として子どもを育てることの大変さを痛感しました。子どもへの愛おしい気持ちと同時に、重くのしかかる命への責任や、24時間「母」であることへのプレッシャー、自分の子育てについての不安など、困難や心配ごとは今も尽きることがありません。
そして直近の7年間は、地方自治体で「地域子育て支援」に携わっています。この職では、地域の保護者の方々の生の声を直接伺うことができました。本当に必要な保護者支援について真剣に考え、自治体として新しい支援を試み、試行錯誤を重ねていく中で、「行政だからできること」と「行政だからできないこと」に突き当たり、もどかしい気持ちが生まれてきました。
私は、さらに地域支援を充実させるために「自分でなにかできることはないか」「地域にとっても役に立つようなことはないか」と、子育て支援と地域づくりを両輪で考え始めました。
保護者が集まってほっと一息つける場を作りたい、気軽に子育ての相談ができるようにしたい、家庭への直接的な支援をもっと手厚くしたい、子育てに関わることを発信したい――そんな想いをぎゅっとひとつにまとめた団体を作りたい。それに賛同してくれた仲間たちと設立したのが、この「and mom」です。
子育ては決して保護者だけで行うものではなく、周囲に多くの支援が必要です。保護者のためにも子どものためにも、いろいろな人と関わりながら、頼りながら子育てすることが当たり前の世の中になってほしい。そんな想いを込めて、「and mom」ではさまざまな活動を実施していきます。
「and mom」が、子育ての笑顔も涙も受け止められるとまり木となり、子育て中の方々の気持ちが少しでも楽になることを心から願っています。
令和5年5月1日 理事長 佐藤 典子
事業概要
NPO法人and momの事業は、子育て中の保護者の方の「いま」へのサポートと、「これから」へのサポートという大きな2本の柱から成り立っています。
「いま」現在、子育てで不安や困難を抱えていらっしゃる保護者の方に向けては、
・ご家庭にスタッフを派遣して、ご要望に沿った支援を行う「Sakai’s おかん」
・離乳食についての不安や悩みの解消を目指すイベント「離乳食カフェ」
・子育てで忙しい方々に交流や癒しの場を提供するイベント「ママのゆったりカフェ」
・保健師や保育士のスタッフが個別にお話を伺い、必要な情報提供などを行う「育児相談 あなたといっしょ」
といったサポートを行っております。
「これから」の未来をどのように生きていくか考えていらっしゃる保護者の方に向けては、
・育休後の働き方や生活について考えるイベント「育休ママのおしゃべり広場」
・キャリアコンサルタントのスタッフが個別にお話を伺い、必要なご助言などを行う「ママのキャリアカウンセリング」
といったサポートを行っております。
また、and momにボランティア・スタッフとして関わっていただくことで、ご自身の適性や意欲を発見し把握する機会として利用していただくことも積極的に推奨しております。
団体概要
名称 | NPO法人 and mom |
理事長 | 佐藤 典子 |
連絡先 | you@andmom.org |
所在地 | 大阪府堺市北区 |
法人番号 | 1120105009717 |
役員 | 理事長 佐藤 典子 副理事長 西田 知世 三井 真季 理事 光武 早弥香 北口 裕子 監事 小林 薫 |
活動目的 | 子育て世帯に対し様々な取り組みを通じ、社会と繋がる場を提供し育児の孤立化を防止するとともに、地域課題や時代のニーズを捉え、育児に関する相談及び普及啓発活動並びに保護者や子どもの居場所作りを通じて健全な子育て環境と地域社会に寄与すること |
設立年月 | 令和5年4月 |
定款 | and mom 定款(pdf) |
プライバシーポリシー | プライバシーポリシー |
ご支援・ご協力いただいた方々
NPO法人and momの活動は、様々な個人・団体のご支援に支えられております。
これまでに当法人にご支援・ご協力いただいた皆さまをこちらにご紹介いたします。
坂江 祥衣 さん
清松 弘美 さん
前川 亜由美 さん
皆さまに深く感謝を申し上げるとともに、引き続きのご理解とご支援をお願い申し上げます。